>>>
>>>「ジャンプ」が良いのは、自分の担当作品の順位だけでなく、全体の順位を見られることですね。
籾山 連載作品についても毎週「ジャンプ」に載った約20本の順位を眺めながら「こういうことをすると下がるのか」といった数字の読み方、分析のしかたを蓄積していきます。
>>>
>>>新人の新連載作品を必ず表紙に持ってくるのは今では「ジャンプ」くらいになっていると思います。正直に言えば、新人の新連載を表紙にした号の売上はだいたい下がります。それでもやる。これはもう信念、ポリシーなんですね。そういうところも新人作家には見られていると思います。
>>>
>>>1994年12月末発売の1995年3・4号で653万部という日本国内における漫画雑誌の最高発行部数を記録した。
>>>
>>> 西村繁男は「アンケートが2位以下の作品はすべて終了候補である」と言い切っている
ジャンプって確かに、これだけ売られているのに、友情努力勝利 以上のナレッジが出回ることも少ないし、それ自体が認知されていない
改めて咀嚼してみて思ったけれど、ジャンプは、たった 290円の本をどうやって世界に轟かせるか
ではなくて、いかに面白い作品を、いかに面白いと思ってもらう新陳代謝を繰り返して何が残るかを続けているだけなんだなあと思う。
これは経営をしている人でないとわからない視点だろうけれど、ある種290円の本だったら1万冊売れば、会社の命運が変わる、
今の組織が一新される、もっと大きくなれると思ってやると
それ自体はいいと思うんだけど、290円の本を1万冊売るということがKPIになり
じゃあ1万冊売れている本はどのようにして【売り込んでいったか?】ばかりに目が傾き
結果として1万冊以下にしかならないし、
本当に経営において大切な1万冊以上になっても継続的に売り続けるという視点が欠如しかけてしまうんだよね。
これマジで絶妙なラインなんだけど、1万冊売れている本はビジネスなんか考えてないよってのも全然違くて
1万冊の本を売るだけの器がある組織になっていたら、考えていないはずがないか、考えてなかったけど偶然売れてめっちゃ疲弊したかのどっちかだと思っていて
そんなビジネスのことばっか考えてないでってのも嘘だけど、過程ばかり追い求めていても苦悩と消費で終わってしまう
週刊少年ジャンプがすごかったのって、たった290円の本を
買い続けてくれる人が
一生増え続けるためには
これを考え続けた結果なんだろうなと思います。
でも、それを考え続けていくことってめちゃくちゃ難しいよね!笑