「税負担の少ない大企業ランキング」TOP200社
あのソフトバンクGは?JALやシャープは?

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>>> 首位に立ったのは日本航空(JAL)だ。2019年3月期の税負担率は0.7%だった。2010年に会社更生法の適用で経営破綻した同社は、特例により、税務上の多額の繰越欠損金を利用して課税所得が控除されている。ただし、この法人税減免の優遇措置は、2020年3月期からなくなる。

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4位はシャープで税負担率は2.9%。同社は液晶事業などの不振やそれに伴うリストラを受けて、2015年3月期から3期連続で最終赤字となった。やはり同様に多額の繰越欠損金による税効果が長期にわたり効いている。

注目のソフトバンクグループは26位で、税負担率は14.0%である。同社は2018年3月期、国内での法人税支払いがゼロだった。グループ内の資本取引で生じた税務上の赤字を他部門の黒字と相殺したためだ。このスキームは一部で問題視され、財務省など当局が対策を検討している。2019年3月期は通信子会社ソフトバンクの税負担率が32.6%と、グループには一定の税金を支払っている企業もあった。

ちょっと古い記事ですが、日本企業がどうしても他国に経営力で勝てないのは、利益を残さないからだというのが一つ証明できる。
当たり前だが、経営というのは利益を上げ続けていかなければいけず、つまるところ、利益が減る工程はすべてカットしなければ「経営として健全」ではないということだ

国にお金を入れないで旨の意見が多い風潮の世間だが、経営というのは、そもそも利益を増やし続ける作業のプロフェッショナルたちである必要がある。このくらいでいいかな、とか風当たりを気にするようでは、世界を代表する「経営者」とは言えないだろう

経営者と経済人の厳密な違い、みたいなものは、ここあたりにあると思って、生きたり。