フリー素材の河村友歌さんが結婚してる。おめでたい!そしてフリー素材に使われている。。。!
おもしろい。
人生は全部エンタメだと言って、失敗談をコンテンツに擦る人は多いけれど、なかなかに尖った皮肉というか憎悪を感じるエンタメだと思う。あまり俺は自分の失敗談をコンテンツにするのは好きではない。日本語で「美談」っていうけれどやっぱり人は時間を使うなら面白いものとか感動するものとか美しいものに使ったほうが面白いと思っている。
映画のバッドエンドが面白いのは監督が構成を練りに練って、バッドエンドのほうが考えさせることが出来るというコンテンツであるが、YouTuberの炎上やビジネスマンの失敗体験には、そこに紐づくステークホルダーへの悪影響も大きい(もちろんノンフィクションの映画も増えているけれど)ただ、リアリティーショーが米国で規制され始めているのはやはり、ノンフィクションとフィクションの境目には倫理観というのもが存在し、倫理とは宗教と近く、決してコンテンツとして消費することが常になっては社会的悪影響があると考える。これがメタ的でクローズドなエンターテイメントが常にアングラだと思われる所以だと思っている。
哲学をエンターテイメントして稼げていない表現者を目にすると、自分の苦悩や失敗体験を水商売している事例を多く感じる。ダークツーリズムもそうだけれど、人の情緒ではなく倫理に訴えかけるコンテンツをマイナスからはじめると、少しおかしな感じになる。気まずいというやつだし、言葉に表しにくいが悲しくなった。という感覚に近い。
このエンタメは誰でも取り組みやすくコストも低いから、消費する側も供給に慣れてしまっていると思うが、ファストフードやらジャンクフードのような観光としての資源は大きいが、そこに囚われてしまってはいけないなと感じる。メタ的なプラットフォーム自体がアングラなコンテンツであるという社会的な平衡感覚を大事にしないと、倫理観が崩壊している環境を享楽的に楽しむことを美談にするエンターテイナーになりえてしまうので気をつけよう。