僕は学生にMGK力(問題・原因・解決策の頭文字をとったすべての反芻、内省の基礎となる考え方)と形式化して、これを教えている
GACKTさんを見ていても、このMGKのような思考回路が生活の礎になっていることが伺える
日に日に差がついていくのは、いわゆる学習能力なのだけど、世間でそれを言うと、要領がいいとか、世渡りが上手いと話が終わってしまう
”賢い”といわれる、東大的なキャラクターとして思考ロックしてしまう
けれど、そんなことは一切なくて、新体験に対して自分の結果が出る
その結果に基づいて、今軌道修正できる抜け道を探す
結果の癌になっている原因を突き止めて、ひとつひとつ緻密に取り除き、二度と再発しないような仕組みを生活に取り入れていく
この繰り返しを、1日100個やっている人と、1個もやってないひとでは、結果が変わっていくのは差が開いて当然だ
これがいわゆる「努力」のはずなのに、目に見える努力
時間総量や、物質的なものばかりに評価経済で値打ちがついてしまう
そのような上場システムに皆があわせていくから、目に見えない努力というのは異世界のように軽視されている
ロマンのある文脈にカテゴライズされてしまうから、目に見えない脳内の努力というのは最終的に「オーラがある」とか「天才肌」とか、ファッションアイコン化してしまう
本来隠された真実でもなんでもなくて、一番基礎的な考え方なのに、なぜかお宝のように埋もれてしまっている
GACKTさんはとてもわかりやすくこれを体現してくれていて、多分このようなリソースが、なにもない人たちに日々蓄積されていくことで、考え方の初級を得ようと、意識が高まってくるのかなと