無意識に価値観がかわっていたことってなんだろう

自分より1回りくらい年上の人がエモいとか、わかりみが深いとか、指ハートとか、ぴえんとか、使ってるの見ると、すごく気持ち悪いなあと思うことがある

着せられている感じがある。言葉ってすごくむずかしくて、俺は関西に拠点を作ってから、わりと長くなるけど、関西弁は大して使わなくて、強いて言えば「なおして」「しんどい」のように、本質的に自分の性格のなかに語感として取り込むと豊かになりそうで、役に立つものだけ意識して取り入れている

ただ、話の流れで、なんとなく「それはぴえんだね〜」とか耳にすると、マジで吐き気がある。そのぴえんはめちゃくちゃ強がってるぴえんだし、そうやってがんばってるあたりが本質的にぴえんだぞ🥺

略語とか、JKワードとか、そういうのを自分も使ってみるときは、結構考えて使った方がいいぞ〜

使ってみると、すごくしっくりなるのもあって

関西だとなんだろうな。「ブリブリ」「やってんなあ」「エグい」とか、そこらへんの言葉に秘められた文化としての勢いとどこか人情を表していきたい気概を感じられて、おれは使わないけど、使うキーポイントはあるんだな〜と、文化というよりは気持ちに明るくなっていく

わかりみが深いより、エモみが深いのがすごく俺にあってるな〜とか、

キモいより、気持ち悪いのが楽しいし、

やべえと、やばいは、やばいのがやばいやつがやばいやつを褒めてるし、

新口調だから定義は、目の前の用例の積み重ねで、正しい使い方はないんだけど、原宿で自分が使ったらどんな目で見られるのかなとか、この言葉の責任者たちには、どんなふうに使ったら褒めちぎられるのかなとか、そこあたりの想像を膨らませながら考えて使えるようになると、言葉に人間性を持たせることができるよね

言葉に人間性がないと、棒読みしているのっぺりしたいい草になったり、ベクトル変更間違えてすげえキモくてまずい飯ができちゃったりするから、そこあたりの匂いとかも弁えて使わなきゃいけない

ネットスラングが大衆化してきて、それと若者言葉がミックスされて、新遺伝子組み換えが始まってるから、どれかの覇権にいれたら面白いと思うし、たくさん溢れてきてるし、結構間違った使い方も多い

これは誰の所有している言葉なんだろうってのを考えてみると、とても丁寧になれるかもしれない