>>>
>>> イーロン・マスク「だいたい個人的に特許が嫌いなんだ。最初は技術的な資産が蓄積されて特許を取ることに満足してた。いいことだと思ってたしね。でもだんだん気がついてきたんだ。『これって単に弁護士に宝くじのチケットを買ってあげてるだけじゃね?』って。

例えば Apple とサムスンの特許訴訟でどっちが勝ったのか?あれだけの巨額の訴訟費用と時間をかけて、最後に勝ったのは Apple でもサムスンでもなく、間に立って訴訟を煽った弁護士だけ。Apple とサムスンのスマフォユーザー達は『何やってんの?ハヤく辞めてとっとと自分の仕事に戻れよ』って思ってたよね。

すごいよこれ。なかなかできる人いない。無料公開とか、これをあげます。戦略を教えますって人はいても、知的財産をあげますよって人はなかなかいないよ。だって今

IPビジネスがくるって言われてるくらいなんだよ。みんなの個人情報を守るために、蓄積してより役に立つためにって。

プログラミングのコードだって、社内限定のslackだって、Youtubeのメンバーシップだって、だいたい全部そうだよ
ここでしか公開していないんだよってことでお金を取っているんだよ。
これは、ビジネスにおける独占の本質を説いている気がするよ

もちろん、限定で公開するって行為はなんにも下手な戦略だなんて思わないよ
テスラは、その先を言ったってことなんだよ

感覚的にだけど、独占って「誰にも媚びない」ってことなんじゃないかな
誰かに媚びたり、つまりは攻めたかったり、守りたかったり、そういう、獲り合いをしていくというスタンスに、あるんだよ
だって、人は無限にいるんだし、人の気持ちは1人の中にも無限なんだから

ゼロトゥワン的な佇まいなんだろうなあ

独占競争をするのって、多分違うんだよね。
シェアを獲っていくみたいなことは、たぶんぜんぶ間違っているんだよ。

>>>
>>> パロアルト本社のロビーには、テスラが取得した特許の証明書が飾られた壁がありました。それは昨日までのことです。オープンソース ムーブメントの精神に則り、電気自動車技術の促進のため、それらを取り外しました

もっと内側に、独占の本質はあるんだよね。
誰もが望んでいるようなことっていうのは、
シェア率や戦略をロジカルに考えていくことは、違うんだよ

もっとラテラルに、全人類が望んでいる喜びさえ考え尽きずに続けていけば、それは独占市場が72億人の見込みがいるマーケット

そして、それをシェアして、みんなでやっていくことが、最終的な世界平和であって、経営やアート、教育、政治、エンターテイメントやスポーツがすべてまるっと繋がる瞬間なんじゃないかな

そんな次元に、ついに企業という人間の知恵が、たどり着いたんだよ
それが、テスラの特許公開。ただし、これを教えても真似するのは難しいよってオチ

やっぱり、ビジネスってすげえ平和な世界だと考えると、毎日が楽しいね。