SaaSを初めての人に売るとヤバいんじゃないか

売上を2倍にするよりか、経費を削減したほうが経営に有利。固定費を減らすと僕も学んできたものだ。本当にそうだと思うし、世の中には、売上をあげるまえに固定費を減らしませんか？無駄なコストを抑えませんか？という便利なサービスがはびこっている

しかしどうだろうか。売上が10万円の人が3万円の経費を5000円にすることはそんなに大事だろうか。10万円を20万円にするほうが人生としても重要では？最近、地元の友人がインフルエンサーになって月に40万円ほど稼ぐようになって、決算アプリ何使ってるの？と聞かれて「理由とかいいからfreeeのプラン契約しろ」と話したけど、果たしていいアドバイスだったのだろうか。

独立したての人は経費が高いとキツい。モノポリーというボードゲームをやっていても、あと100万円だけあれば勝てたのに。そういう現場（あくまでコンテンツ上の笑）もよく見ます。

それは、そうなんだけど。ぼくは堀江さんの意見に完全同意だ。「正直SaaSお腹いっぱい」と。もちろんこれは投資家目線の話だけど、とにかく面倒くさいと思う。SaaSって。面倒くさいけど便利。ただ有益かと言うと『ほんとうに益が有る』のか？疑問も多い。

僕のいったんの結論は、SaaSというものを初めて利用する顧客ばかり抱えると情報弱者事業になり、あまり優秀ではないお客さんを相手にすることになり、次事業への展開が難しいのではないかと思う。

あくまで、SaaSは、SaaSを使い倒している人が今使っているSaaSとレバレッジをかけるようなマーケットを狙わないといけないのではないかと思う。ちょっと定義は違うんだけど『電話でドミノピザや寿司を出前で注文する』を『Uber Eatsで注文できる』にリプレイスするビジネスは、クレームも多いし、単価も低いし大変だと思う。未払金の1000万円のうち300万円を取り戻せますよとかと同じ匂いを感じる。そして、地域おこし協力隊や補助金もそうなのではないか。もちろん大きなマーケットなのだけど、ほんとうにみなさんがやりたい事業や、救っていきたいターゲット層がそこにいるのか？僕は少なくともそこにはいないという考えをより強固にしようと思う。