小学生の頃からの夢は、ゲームセンターの店員さんになること。
モバイルハウスで秘密基地を作る。まさか、こんな感じで、夢を叶えていくとは思わなかった。
そして、もうひとつ、夢では語ってこなかった。プロゲーマーになること。
どうしても、どのゲームでやるのか自信がなくて。スマブラDXをやってたときから、薄々、難しいかもなあと感じていた。ゲームは得意。だからこそ、プロは次元が違うってわかってた。
ゲームセンターにはたくさんのゲームがある。メダルゲームをそれなりに極めてたんだけど、ふと、太鼓の達人で友達と二人プレイした。
夏祭りの鬼を人生初の太鼓の達人で、ノルマゲージどころか魂ゲージまでいって、
やっぱり、ゲームでプロになれるかもしれない。ギリギリそういうセンスがあるかもしれないって思った。太鼓の達人でプロになろうと、極め始めた。
地元にあった島忠っていうホームセンターで、木材コーナーにいった。
太鼓の達人がうまいともだちからラジアタという素材が良いと聞いていた。木材カットをしてもらって、なけなしのお小遣いから、30数センチのカット木材と、ヤスリを買って、家に帰った。
技術・家庭の授業でもらったか作ったカンナ。授業で使う彫刻刀で、自分なりに木材の先端を尖らせた。
バドミントンのラケットに使うYONEXのグリップをグルグル巻いて、人生初のマイバチなるものを完成させた。
ガラケーを親にかってもらってから、友達に撮影してもらって、太鼓の達人のプレイ動画をたくさん撮った。
太鼓の玄人日記っていう、ブログを立ち上げて、そこにリザルトと呼ばれる、成績発表の時に出るスコアの写真を、報告して、同じネットの仲間たちと共有して、切磋琢磨していた。
やわらか戦車裏という曲で、可2でフルコンボして、ネットのランキングをみたら、神奈川県2位だった。
RotterTermination裏という曲がでてすぐ、可46でフルコンボして、全国48位だった。
もしかしたら、このまま、プロになれるかもしれない。ランカーと呼ばれる、全国でも強いドンだー(太鼓の達人をやる人はそう呼ばれてた)になれるかもしれない。
ワクワクしながら、ほぼ毎日練習してた。学校の授業中は、クリアできてない曲の譜面を印刷したプリントをみて、指で机をトコトコしてた。第一間接はずっと痛くて、痛くなくなったら限界まで叩く練習してた。
けど、ダメだった。
それ以上の成績を残すことはなく、ブログの更新も減っていった。
高校受験と同時に、毎日ゲーセンに行くこともなくなった。
高校に入学してからは、昔極めてたって自己紹介することが増えた。老害になるんだろうなあなんて、そのとき思って、なんか、悔しかったというか、むなしかった。
それから、ゲーセンの常連でもなくなって、リア充になった。
いつの間にか、プロゲーマーになりたいという夢は、薄れていった。
ちょっとゲームがうまい。そのくらいで、この人生は終わるんだろうな~なんて、思っていた。
家でネットをするときは、ほとんどゲーム実況の動画ばかりみていた。
たぶん、羨ましかったんだと思う。自分より下手な人でも、ゲームを楽しんでる人が無限にいる。
もちろん、めちゃくちゃにゲームがうまい人もたくさんいる。
ほんとに、何千時間も、実況動画を見漁っていた。もしかしたら、ニートになるかも。なんて考えていたゲーセン時代には考えられないくらい、リア充になったというのに、ずっと、ずっと、ゲームのことだけは頭の片隅にいた。
大学に合格して、東京に出た。すげえリア充になった。
それでも、ずっと、ゲーム実況だけは見続けていた。ゲーセンは行くけど、ゲームはあんまりやらなくなっていた。
そんな人生が、7年くらい続いた。
あるとき、スマブラSPが出るというのを知った。
インクリングの目に、スマブラのマークが移るあの動画。
それをみて、なんだかゾクッとした。
いつかの自分が、未来で輝いてる姿をみた。
今しかない気がした。ここを逃したらもう、プロゲーマーへの道は諦めるしかない気がした。
気付いたらSwitchを買って、発売の翌日からスマブラをはじめた。
10何年ぶりに、ゲームをガチりはじめた。
それから、3年がたった。
今月で、丸3年、スマブラをやっていることになる。
1150時間だから、だいたい1日1時間。
実際にスマブラしてたのはこの時間らしい。そうするとだいたい1日40分くらいかなあ。
太鼓の達人は、小学校四年生から高校三年生までやってた。たぶん、同じくらいの時間だと思う。太鼓は疲れるからそんなに1日中できない笑
24歳からゲームを再開して、見事一番長くやってるゲームになったみたい。
夢のまた夢のまた夢のまた夢、くらいだったプロゲーマーが、夢のまた夢くらいになった。
魔境と呼ばれる1050万までロボットがいってから、なんか違う気がして、
ぱなすのをやめた。ぱなすっていうのは、相手を見ないで
どうせあたるだろーーって、技を振ること。
ぱなして勝ってても、プロゲーマーにはなれないと思い、ちゃんと相手をみてスマブラするように変えた。
そうしたら、見事に、VIPから落ちた笑
やっぱりダメだった笑 それから1ヶ月。とりあえず、このスタイルでVIPに這いもどってきた。1040万。たぶん、1060万まではいける。謎にネスも1040万なんだけど、こいつは捨てる笑
一応、ぱなせば、ほとんどのキャラはVIPにいる実力にはなった。
だいたいこれが、トップ1%くらいの実力っぽい。ロボットなら、魔境街道と呼ばれる猛者だけがいるところ。
しかし、スマブラのヤバいところは、トップ1%って言っても、1500万台くらい売れているこのゲーム、15万人くらいいる。笑
2割しかオンラインやらないとしても、3万人はいる笑
実は、スマメイトという強者だけのコミュニティがある。そこの平均は、俺のロボット最底辺。てか最底辺の人にも勝てないと思う笑
スマメイトの上位1割が、大会で名を馳せる。
こいつらが、だいたいプロゲーマーだ。。。
いまの自分は、太鼓の達人の時と同じくらいのとこにいる。強いけど、プロにはなれない。うまいけど、極められてはいない。
ゲームなんてやってても意味ないなとか、俺にはたぶん無理だろうな~って、考えて、あの頃は、
プロゲーマーへの道が、かすんでしまったんだっけな。
確実にいえるのは、あの頃の俺よりも、いまの俺の方が、スマブラがうまいということ。
ちなみに、太鼓の達人もいまの方がうまいです。レーシック手術をしたからです。当時は謎のプライドで、視力0、3のドンだーだったのです。アホすぎ。
大会で名を馳せる人たちは、だいたいスマブラ歴が5年とか、7年とか、そのくらい。
スマブラspのプレイ時間だけでも、みんな4000時間とかやっている。
つまり、年数も倍、1日あたりのプレイ時間も倍以上。
単純に、いまの二倍やらないと、追い付けないってことになる。
追い付けないどころか、どんどん引き離されていく。
太鼓の達人の時も、そんな感じだったなあ。俺には受験があるから、俺にはゲームだけじゃないから。とかなんとかいって、
理論上、追い付けなかった。そして、センスも足りないと思っていた。連打が遅いとか、精度が悪いとか、完全交互打ちが習得できないとか笑
すごく真面目にかいてみたんだけど、全然スマブラ楽しいし、スマブラだけやってる人生でもノルマクリアはしてるかななんて思っている。
でも、ずっと、プロゲーマー、という言葉がよぎる。
ここでなあなあにしたら、これからもずっと、ちょっとゲームがうまい人として、みんなを少し楽しませたり、いろんなゲームにちょこっとずつ手を出してはやめて、
30になっても、40になっても、ゲーム実況をみて、うらやましいなって、思う人生になるんだろう。それがわかる。
人生はたくさんの選択肢の連続で、自分次第でどんな道も拓けると思っているし、可能性だけは0にならないことを知っている。
誰かがそれは無理だよといっても、そいつは俺じゃない。
中学生の頃とはちがうルートを選べば、プロゲーマーになる未来がなんか見えてる。
自信はあんまりないんだけど、なんか、そういう感覚が三年前から今日までずっとある。
プロゲーマーの定義って、お金をもらってるとか、大会で優勝するとか、色々あると思うんだけど、おれは、おれがそう思ったらだと思う。
おれはまだプロゲーマーではない。そして、これからプロゲーマーになる。
プロゲーマーになっただろ。とふと、感じる日まで、ただただ、空後を振りつづける。
ジャスガのない人生にするつもりはない。だっていまの俺にはもう、太鼓のダブルストロークはない人生になっているのだから。
それがとてつもなく、むなしいと感じてしまうのだから。
正直、やりたいことが多すぎて、優先順位をつけられるほど、やめたくない趣味が多すぎて、スマブラだけしかやってないプロたちに、時間では勝てないことがわかっている。時間だけじゃなくて、意識も勝てない。朝から夜までスマブラのことは考えられない。こういうのを書いてる時間も、ロボットの反転空下の精度をあげることだけを考えている人が、この世界に100人はいるだろう。
ということで、今日から一週間、スマブラを休止して、座学をしようとおもいます。
よし、基礎から勉強しなおすぞ!!
量で勝てないのはわかったから、それ以外で勝たなきゃいけない。
知識と戦略と、あとなんか、思いついたやつで勝つぞ!!
ずっと夢だった、夢から消えてしまいそうだったプロゲーマーになるという目標を、あきらめない。
全然無理すぎるところにいるけれど、0パーではない。
三年前は1%くらいだったのが、いまなら5%くらいにはなってる。
諦めない。焦らない。しつこくやりつづける。それはすごく大切なことだとわかっている。
二年目でウメブラに出ようと思っていたけれど、話にならないことがわかったし笑
36ヶ月目にして、本当に基礎ができてないことにも気付けたし、
まだまだ俺の挑戦はつづきます。。。。
青空でロボットの技のフレーム数と、苦手なキャラの重さとか、なに出すかとか、全部覚えて帰ってこようと思います。笑
太鼓の達人の時には、できなかったことを、いま、やるぞ!!
何年後になるかわからないけど、結果を、出すぞ!!!
プロゲーマー、叶えますわ😌