ここ最近、十二指腸炎で悩まされていて、ゲームの開発が捗らない時期があった。普段はそんなことがないです。
3週間の苦労を超えた。と思ったら、1時間前からムカムカ。治りかけにおこる過敏反応。20代では苦労を感じてこず、ワクワクで紛らわせ、努力をした感覚はなかった。
けれど今は違う。LARPの開発始めて2年目。守破離でメディアもだんだんと理解でき、リアルのゲーム開発など夢物語だなというアンチの声は小さくなっていった(心の話であり、おかげさまで構築した環境に恵まれ、日々ワクワクと 応援されて生きています。みなさんいつもありがとう。)
このブログは、ARグラスをつけてちょっと休憩しようとオフィスデスクから離れ、カーペットの上でぬくぬくしながら寝っ転がってキーボードを叩いている。過去に憧れていた働き方は多くの側面で実現したが、目の前にある具体的な壁が超えれないことに絶望を感じて生きている。ToCの事業には比較的納期などは少なく、のびのびと面白いものを開発しているつもりだが、それでも実現したいプロダクトの膨大なタスク量に対して、これはお金が足りないのか、思想が足りないのか分からなくなり、いまは思想を構造化する言語化能力が足りないのではないかと悩んでいるところだ。 小さな事業の小さなリーダーが苦悩をブログにあげることはLARPのマーケットができる向こう5年後などに寄与できると思い、つらつらと書いていこうと思う。今の悩みだ。
クリエイティブ能力とは、何を指すのか?
ここ1年ほど、ぐるぐると頭を抱えているときに思考している。クリエイティブ。それはもちろんデ ザインの着想元になるような自身の経験もそう。平たく言えば、いろんな価値観の人と関わり、いろんな業界の人と語り、いろんな人生経験をしてこないとクリエイティビティは養われない。LARP開発をするうえで、様々なゲームやエンタメに触れたことがある以上に、人間はどんな特徴があるのか?を尊重した上で考えることで広がるアイデアも多く、それは直接的に開発者の人生経験がないとレバレッジがかからないなと強く感じる。これは経営者が歴史や経済を勉強するのと同じくらい、学校の先生が勉強ができたり教育の歴史を学ぶのと同じくらい、初歩的なことである。ただ、今回のクリエイティブ能力とは、そのような最低限必要な技術の話ではない。自分は面白い人や物や経験に触れてきたことはとんでもないくらい自負しているし、たいした事象ではもう心は揺るがない。だからこそ、それはある程度、およそ10年くらいの努力さえすれば、誰でもたどり着けるいわば替えが効くスキルだと思っている。問題は次に書くこれだ
デザインを構成・構造化する作業
アートが言論の自由など表現だと定義するならば、デザインとは満足度に繋がる問題解決と定義している。デザイン思考とはいかに既存のブレイクスルーを発見し、それを開拓する力だ。そしてこれらには必ず根拠があるのだけれど、どうしてもデザインというのはわかりづらい。非説明的に面白さを届けるためには潜在的なデザインを随所に散りばめなければならず、これを開発チームでコンセンサスを取ったり、ライト層にも訴求するためには変数範囲を定義するために、要素分解が必要である。その大事なポイントを見極めるために構成を確定する作業がいわゆるこれだ。構成が決まればいざ出力できるわけでもなく実装する前には、この構成要素をどのような順序でオブジェクト化するか、共感されつつ意外なエンタメとして序列を作らなければならない。その骨組みとなるのが構造。この作業を永遠にやっている。抽象的な文章だと思った人には申し訳ないのだけれど、これは非常に具体的な話で、例えば開発において、ゲームには勝ち負けがあり、どうやったらゲームが終わるのかを決めなきゃいけないけど、それを説明しないエンタメって素晴らしいみたいな話だ。
20代のころ、10年間ビジネススクールの経営者として教育に携わっていたとき、もっとも意識していたこと「やらないルール」と「再現性」だったと思い出せる。これは、多くのひとに難しいものを教えることが仕事ならば、それを人が使えないといけないという感覚であった。
結果としてそれはうまく機能し、今でも役に立っているスキルだ。多くの人が悩むひとになにかを任せたり、できさせるという課題に向き合えば、若者が思い付くある程度の規模ならお金を使わなくても実現させることができるようになった。これは自分が、到達したいレベルの技術に10年かけたら到達することができたという成功体験だ。もちろん、時間はかかっているけれど。自分のなかでは及第点。うん。
しかし、このデザインを構成・構造化する作業それはビジネススクールの仕事現場で感じていた課題と同じくらい、時間がかかるのではないかと思っている。それこそ今2年。あと8年。
あと8年も経ったら僕は39歳になってしまう。それは遅い。なんとかしてあと1年くらいでこのスキルを身に付けたい。考えるより実践することが必要だ。わかっている
と、ここで寝落ちしました。