形にならないけど、いいものってありますよね。
うまく表現できないけど、なんかいいとか
これはお金にならないと思うんだけど、僕は好きなんです。とか
これがすきだからーーーーー、好き。
いわゆる「このみ」ってやつで、
この「このみ」って全て
自分のことだと思うんです。
相手という登場人物はいなくて
自分だけの「感」と「情」が、「このみ」
「このみ」という腹は満たされない。どんなときもだ。
僕たちは考える葦としてプログラミングされているから「こころ」がお腹いっぱいになるシナリオは訪れない。
いやーな言い方をすると、
後悔ない人生を送るなんてムリなんだ。
やりたいことが1つリストから消える間に
私たちには、やりたいことが2つ以上できてしまう
これが奇跡でもなくて往々にしてある。それが人生。
そんな、このみを満たそうとする過程に、”なんらか”と関わってしまうと
まだ出会ってないこのみと遭遇する確率は、とってもたかい。
つまりはだ。くどい言い方をしてみたい。
あなたが無意識に、どなたかに「このみ」を
無理やり、出会わせている可能性もグンとある。
「このみの押し売り」なんて、言ってみよう。
これは可能っぽいのだ、人は無限にご飯が食えなくても
無限に「このみ」は食べようとする。それは、無理やり食べることが多い。
絶好の言葉だってある。
“人は共感の生き物だ” !
めっちゃわかるでしょ。
いわれてみればそうかもしれないでしょう?
人のこのみを聞くのは楽しいし、なんなら
わざわざこのみを食べるために、このみを持っている人に会ったりするくらいだ。
じぶんがこのみじゃなくても、このみと嘘をつき
嘘から出たまことが、このみになってしまう。
これが当たり前の社会になっていると、あら不思議
このみを1000種類、持っていると
それだけで、仕事もできそうに見えるのだ。
改めまして仕事とは、なんだろう。
働くことだろう。お金をもらうことだろう。
お金をもらうということは
それだけの額を、あげてもいいかなと、思う人がいて成立する。
経済学部出身の僕から言わせてもらうと、それは授業で習っている。
需要と供給。
供給過多で、需要がなければ
つまり誰も欲しがらなければ、
商品は在庫になるのだ。
在庫になるというのは
いわば【エゴ】だ。
エゴと証明される瞬間=在庫と考えると
くだけていいかもしれないぞ!
それじゃあ、このみを1000種類もっていて
たくさんの人に、「このみ」を伝授しようとする。
そんな「わざおしえオヤジ」 彼らがどれだけの
人間的魅力で満ち溢れていたとしても
「このみ1個1000えん」で買う人が、
本当にいるのだろうかというお話が、
このテキストのオチである(!?)
人間は共感の生き物だが、不思議なことに
共感するために1000円払うかって聞かれたら、だいたい
ちょっと美味しいラーメンとか、ちょっとぜいたくなコンビニとかを比べてしまうだろう
そして、共感にお金を払わない。
欲しくなければ買わない。 共感は「欲しさ」に該当しにくい。
のであれば、共感は売れ残りだ!!!
売れ残った雑談を、繰り返す人間は魅力的なのか、
それとも愚かなのか。
買っているのは、このみなんかではない
もっと物質的に、直線的に満たしてくれるようなものだ。
肩に力が入りすぎている人がいるから、肩をほぐしてくれるサービスがあるけれど
リラックスしたほうがいいよ。アロマってめっちゃいいよ。
こんな「このみ」に値打ちがついていくだろうか
ちょっと難しそうな気がするのだ。
またそれは、情報ではない。このみなのだ。
情報屋さんの商品は知識。知らなかったことを教えるのが仕事だ。
相手が知っていては意味がない。常に先取りをしないといけない。
相手が知っている、もしくは知ることができるのに
このみが売れるなら、鬼滅の刃の映画を
みた感想で、値打ちがもっとついていいだろう。
それは、情報ではなくこのみであるから、
なんかいいけど、買ってくれない。
そんな「このみ」というカードを無限に集めて、組み合わせて、
商売をしている気分になっている人って割といる。
ぼくは、こういうひとを「フワフワ系」と呼ぶことにしている。
「フワフワ系」の特徴は、話していて、
客の話題が出てこないことだ。
客がいなかったら、そもそも誰に仕えてるのってカンジだ。
フワフワ系の彼らは
自らが考える思想や趣味、学びや面白そうな人脈話を
中古カード屋さんにいって値打ちがついた時、
目からウロコが本当に飛び出してしまうかもしれない。
「あなたのそんな紙切れ、1円にしかなりません」って言われてね。
そうしたらその人、なんて言うと思う?
僕、わかるよ。
「いい経験した。」って
また、だれかに「なんかいい」という「このみ」を売ろうとして、在庫になっちゃうんだと思います。
だから、皆さんもそんな迷路には気をつけて、お仕事をやりましょう!!
たまには、コアった話でした。
さあ次も、サービスサービスぅ_φ( ̄ー ̄ )