
人生初の救急車を呼んで、MRIを撮ってもらってから数日後ドライブでも気が遠くなりかけて、違和感を持ちながら1週間が経った。
頻度は増えてあれから、何度も同じ症状が出ている。「危ないな」と思っている。眼精疲労か、頸動脈洞症候群か。身体がトラウマになり覚えてしまったのか。心身になにか不健康な側面があるのか。原因は特定できないけれど「気が遠くなる現象」が起きた瞬間は、集中力も下がるし、不安にもなる。ひどいときは一日に10回ほどあり、パニックにもなる。
だから「省エネ」で生活することにした。まさか自分がこんな症状になるなんて思ってもみなかった。
この1年半ほど、LARPというジャンルの現実世界で身体感覚を伴った体験や物語を味わえるゲームの開発に没頭している。それは、これからもずっと続けていき、次第に比率(人・金・物すべて)を増やすものだ。本業Amuse!も、アミューズも、カクレガも、ほかにもぶれんど横丁、セブやサムライウタリなど会社・スモビジはあるが、なにより30歳になってから自分の人生をフォルムチェンジすることに決めていた。それは桃源郷だった。この上ない喜びを感じながら難しい挑戦をさせてもらっている。関わった皆様に感謝している。
・夏のノスタルジー
・ミスドバトル
・サウナ後ラーメンサウナ後二郎
・ガチ文化祭
・ヒッチハイクダービー
・電車ゲームJAPAN
・電車ゲームWORLD
・Push The Friend
・その他(人狼、マダミス、スマブラ)など
ここ1年のアウトプット。10個以上の企画を生み出し・作り直し、ユーザー属性もバラバラに、各企画がゲームになるような開発・マーケティングに全力を注いだ結果、今は燃え尽きて、ぶっ倒れてしまったというのが事の経緯、が、およそ400名強が楽しんだり、面白がってくれたのが小さいが大きな一歩である。
20代は経営を心得、30代から本当にやりたいエンターテイメント・ゲーム開発をするという青い物語は10年後こうして叶い始め、様々な伏線、仕込みを人生の中でしてはユーザーや喜ばせたいターゲットから「それはヤバい」などの声をいただける日々に感謝の毎日である。
一方で、集中過度なライフスタイルにも関わらず、開発に対する責任や焦りそしてアドレナリンによる心身への負荷で、身体がバグり散らかしてきたのだと思う。
フォルムチェンジをした30代を楽しい人生にしたいし、多くの人を面白がらせるゲームをずっと、たくさんの人に届けたいし、笑い合いたいと思っている。
今自分には、ゲームを自らがプレイして楽しむ余裕などは明らかに減っている。それでは、近い未来、純粋に楽しめなくなったり、過労で精神疾患を患い開発が止まったりするリスクがある。それは心配してしまうだろうし、運営の信用にすら関わる。「人生最強になりたい」と思う一員に僕も手を挙げる側だが、それは元気がいい時のお話だ。
元気出なかったり、失敗続きのときは、おとなしくしておこうと思う。それが今だと判断した。なんかヤバい病気とか、入院して開発が止まったり、キャッシュアウトしてからでは遅い。
人生はまだ続くし、楽しいことはこれから幾らでも作れる。けれど理想通りに実現したい。憧れを現実に落とす時が来ているみたいだ。悔しいが全力疾走はここまで。残念だけれども、ある意味仕事をサボりながら開発していこうと思う。
理想のゲームの開発スピードを鈍化させ、安心してみんなが楽しめるものを時にはペースを合わせたり、時にはマイペースに遅らせたりしながら、イベント企画を最高に楽しいゲームにゆるりと昇華させていきたいと思います。協力いただいている関係者各位には迷惑をかけるかと思いますが、どうか温かい目で見守っていただきながら、楽しみにしていただけますと幸いです!
変わり続けることを変えず, 作り続けることをやめません。