20代は起業家育成の、世代を超えた野心ある若者と議論に競争をしていた。写真はスポーツ領域で起業した先輩の平昌五輪ビジネス視察の報告会で有識者や投資家が来ていたやつ。前まで本業だった月1万円で経営が学べるコミュニティ。そこでは基礎動画を商品の礎にしていて、その中にUSP-ユニークセリングプロポジションという知識があった。こういう知識を初学者に教えるサービスなのだが「結局、USPってなんやねん」と理解に及んでいない人が多かった。というか教えてもらえることは無く、僕もサービスの提供者として必要以上に学んだり、教えようとはしていなかった、

それこそUSPとして、生徒が生徒に教えるコンセプトメイクで成り立たせていたのも大きい。ちょうど最近、このUSPの実践に乖離を持っているビジネスマンが近くに多いと感じたので、自分事にもしたいと思った。

僕が思うにUSPとは、競争で勝つための戦略。独自の視点があればお客さんや仲間は引き抜かれない。USPが無いと後発や身内に真似されて崩壊する。

問題なのが、「USP」と「こだわり」を都合よく曖昧にしてる人。こういう人が競争から退場していると身近な人を見ても思う。
確かにこだわりは大事だ。好きなことは継続しやすいし、専門性は1つの武器になる。
けれど、お客さんから見て独自の視点や評価が、お金を払いたいと思える喜びに値しないと「こだわり」ではなくそれは「オナニー」になる。こだわっている自分で気持ちよくなっているだけで、周りは気持ちよくない。これは良くない。というか、オナニーでお金がもらえるわけがないから、仕事になるわけがない。

ぼくは趣味が多くて、よく真似してるんです。と仕事で言われることも多い。それは嬉しい。けれど「真似されてヤバいな」と感じることは殆どない。たぶん「オナニー」の部分だけ理解されているのだなと。真似すれば割と気軽に仕事になるかも?とタカを括っているのだと思う。真実は、果てしない地獄の始まり。趣味を仕事にするためには、それで周りに喜んでもらう必要がある。競争に勝つためのUSP作りとして趣味を取り組む必要がある。

だから、USPがなければ、一体どれだけの時間をかけて、お金を使っても興味を持たれない。報われない。そして自由に生きている人の表面をなぞるだけなら、仮にそれが成り立ったとしても、周りの人があなたの真似をするのも簡単なことは自明だと思うしね。浅い趣味だとそれが仕事になっても、大した努力をしていないから賞味期限も長くないのだ。

ぼくはUSPを意識して「真似できないような趣味」をよく考えている。だからUSPがを考えずに好きなことをストレスフルに発信しても、それは自分らしいだけの自己満足で、周りは求めていない。誰かを喜ばせたり、強烈な魅力で、ヒト・モノ・カネを動かすほどの価値付けができていないと、あなたが考えているほど、そこに未来もないし、あなたもそのうち悩んだり、燃え尽きたりすると思う。

ちょっと違うけど、例えば
人と違って変で面白い。一般的にそれは素晴らしいと思う。けれど変になろうとかを真似するだけでは、好きなことでお金を稼いで仕事にするなどは絶対にできない。天と地ほど差があると思う。好きなことで一点集中するのは、損益分岐点が遠いことが多く、果てしなく、だいたい資産が積み上がる前に体力が尽きるだろう。

これが言語化できて良かった。ぼくは特定の競合を倒したり、奪ったりしていないのに、周囲から人が集まってくる。感謝しているし、僕の繊細な努力も続けないといけない。USPを正しく実行し続けないといけないね。